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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「夢の中へ」 第十五話 最終回

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案の定まどかの両親は交際に反対をした。
父親はまだ早い!の一言でまどかの話を聞こうとはしなかった。母親はメールと電話だけにしなさいと少し譲歩してくれた。

「お母さん、まどか中学を出たら高校には行かない」

「なんてこと言い出すの!そんなことお父さんが許さないわよ」

「佐伯さんと一緒になりたいの・・・」

「あなた15歳でしょ!どういうつもりでそう言ってるのかお母さんには解らないから説明して」

「何度も言ってるでしょ。夢の中で結婚して暮らしてたって・・・その夫だった藤次郎さんと佐伯さんは同じ人なの・・・そう思えるの」

「高校や大学出てからでも遅くないでしょ?佐伯さんが待てないって言うならあなたのこと真剣に考えていない証拠よ。言ってる意味解る?」

「じゃあ何故交際することに反対するの?」

「中学生だし、女の子だし、まだ男女交際は・・・そのう早いって思うからよ」

「昔の女性はもう私ぐらいの歳で子供生んで育てていたのよ。全然早くなんかないって」

「今は違うの。お友達でそんなことしている子いるの?いないでしょ・・・まして結婚とか考えている子なんて何処にいるの!」

「まどかは夢の中に行ってなかったら、そうかも知れないけど今は考えが変わったの。藤次郎さんとの出会いも今だったし、同じ年だった。ぜんぜん不自然じゃない。義務教育が終わったら後は自己責任でしょ?好きにさせて・・・お母さん」

「あなたが幸せになるなら許せるけど、お母さんにはそうは思えないのよ。お相手がどんなにお金持ちでも、一流企業に勤めている方でも、今のまどかを幸せにしてくれるとは思えないの」

「何故?」