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東 めぐみ
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更新日時:2014-03-17 22:42:31
投稿日時:2012-10-16 22:05:50

天つみ空に・其の八~恋月夜~【最終章】

作者: 東 めぐみ

カテゴリー :時代小説
総ページ数:8ページ [完結]
公開設定:公開  

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著者の作品紹介

☆ お逸を理不尽に奪われた真吉の怒りの炎が今、燃え上がる ☆

 長らく、ご覧いただきまして、ありがとうございました。
 この作品を執筆した当時、覚え書きとして【あとがき】を書いて
 おりましたので、それを最終巻の作品紹介に代えさせて
 いただきます。

【追記】 平凡極まる私の日常においても日々、それなりに大変なことが起こります。その度にショックを受けたり落ち込んだりと忙しいわけですが、そんな中で自分の好きな道において努力して、それが形となって報われるというのは、とても励みになるし勇気になります。創作活動を続ける上だけでなく、人生というか日常を生きてゆく上でも大きな励みになります。
 これからも更に頑張りたいと思います。
 さて、〝天つみ空に〟もいよいよ完結とあいなりました。ハッピーエンド愛好者の私の夫は多分、今回は納得することでしょう。前作〝胡蝶の夢〟のラストは夫には大いに納得がいかなかったらしいです。あれでは泉水ちゃんが可哀想すぎるとのクレームが来ました。
 今回、私が吉原遊廓を舞台に選んだのは、同じ江戸物・市井物でもこれまでと少し違った世界を描きたかったからです。前にも少しお話しましたが、〝妓楼の花嫁〟という小説を最近読んで、これがとても印象深かったので、是非、自分も吉原を舞台に使ってみたいと思ったこともきっかけの一つでした。
 〝妓楼の花嫁〟に出てくる娼妓花菱はとても魅力的です。廓・娼妓という境遇にいても、気概も意地も失わず、心がとても清らかなところに惹かれたのです。この花菱は実は男なのです。様々な事情があり、花魁として客を取らなければならない羽目になったのですが、英国人の将校(舞台は明治初期の吉原)との切ないラブストーリーが読ませました。
 これを読んで、廓という特殊な場所にいても、けして己れを見失わずに生きてゆこうとする少女、そのヒロインの純愛物語を描いてみたいと思うようになりました。
 きっと、その後のお逸ちゃんと真吉さんも江戸から遠く離れた場所で幸せに暮らしたことでしょう。
 筆者はそう信じています。

二〇〇八年十月五日

感想コメント (2)

恋は貫いてこそ値打ちがある。生涯をかけ、ゆっくりと愛を育てればいい。rumba | 退会ユーザー | 2013-05-18 02:10:38

貧しくとも愛を貫き通す強さ、妥協しない信念、今の世代にも訴えるものを感じました。 | 吉葉ひろし | 2012-10-17 21:31:12

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