詩~黒~
泪妖濡瞬間
あなたの瞳が泪に濡れる瞬間…
僕に言い様のない快感が溢れる…
妖しく濡れる泪と躰…
全てにゾクゾクします…
脅えた瞳で…
濡れた瞳で…
僕を見るあなたは…
まるで…
傷を負った子猫の様…
そんな格好じゃぁ…
外には出れませんよね?
そんな傷じゃぁ…
僕からは逃げられませんよね?
判ってて追い詰めてるんです…
ああ…
最初に言っておきますが…
これは僕が悪いんじゃぁないですから…
そう…
あなたが悪いんです…
吸い込まれる様な大きな瞳…
触れたくなる様な白い肌…
恐怖に変わるその瞳が…
感じる度に紅く色付く肌が…
全てが…
僕を狂わせる…
溺れているのは…
僕の方………
依存しているのは…
僕の方………