詩~青~
片思い
手を伸ばせば届きそうなのに…
空を掴む手のひらが、少し淋しい……
暗くなった帰り道………
見上げた空にある星に、手を伸ばす……
キラキラ輝いて………
今、目の前で光っている様な気がするのに
実際は、何億光年も前の光………
掴めそうで掴めない夜空の星は……
まるで……あなたの様………
いつも隣で見せてくれる笑顔は
実はものすごく遠い所にあったりして……
今度…会ったら、手を伸ばしてみようか?
もしも…手が届いたら、今まで隠していた事を言ってみようか?
「何を今更?」って、あなたは笑うかしら?
あなたの笑顔に合わせて、私も笑うの……
もしも…手が届かなかったら、どうしよう?
泣いて…泣いて…散々泣いた後に、もう一度手を伸ばしてみよう………
どっちにしても……
手を伸ばす勇気の無い私は
夜空の星どころか………目の前の石ころだって掴めやしないのに…………