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「…ロード、君は本当にすごいよ。最奥まで辿りついたのは確かに君が八年ぶりだけど、僕の瘴気に20分耐えることが出来たのは五十二年ぶりだ。でも、そろそろまぶたが重いよね？」

　そっとロードの額に手をあてる。
　魔王の冷ややかな体温が、ロードの眠気を誘った。

「ゆっくりおやすみ、親愛なるロード。」




　鈴の音が、額に消えた。