夢と少女と旅日記 第1話-4
私がドヤ顔で指を鳴らすと、竜は本当にどんどん小さくなっていって、ただのトカゲになりました。これがケビンさんの本当の姿なのでしょう。そして、彼自身もそれを受け入れたということであり、この夢の世界は存在意義を失ったと言えるでしょう。
つまり、これで全て解決した。そう思いたいところでしたが、そうは問屋が卸さないようでした。この直後に、夢魔の悪足掻きが始まったのです。しょうがないから始めましょう。予定調和の後始末を。
作品名:夢と少女と旅日記 第1話-4 作家名:タチバナ