ほぼ週刊 ほぼレトロゲーム通信
第39回 えりかとさとるの夢冒険 FC ADV
とにかく怖い。
今でこそ数々のパスワードが有名になっている本作ではあるが(てめぇーだよ、てめぇーのアレとか、章ごとのパスワードを並べて立て読みするあれとか、こいするおおまちくん、とかね)、私は小学生当時からこのソフト怖かった。
なんかね、最初は雰囲気いいのよ。童話的で。メルヒュンで。まぁメルヘン自体がホラーとフワフワスイーツの狭間で揺れ動く空間ではあるけれども、このソフトの闇は、そういう本当は怖い童話の類なんかじゃ済まされない。もうね、念、怨、呪詛、そう言ったものが滲み出てんだな。だから怖かったんだと思うわ。
物語は双子の兄弟えりかとさとるが、不思議な動物たちの世界に入ってしまい、時の冠という物を探すというもの。
ADVでありながら2Pプレイが出来て、1Pプレイのなぞなぞやらクイズが苦手だった私は、よく一人で2コンも操作しながら(足も使ってたわw)2Pモードでプレイしておりました(2Pだとクイズなんかが単純なミニゲームっぽくなったりするのよね)。
だけどね、もうそんな事ぁどうだっていいんだよって感じなの。
なんかさ、動物もこえーんだわ。妙にロリコンっぽいのいたりとか。当時は分らなかったんだけど、あれはなんていうか幼女の性に訴えてくるものがあったんでしょうな「なんかこの動物やべぇ」と。
あと虚無僧がとにかく怖い。地蔵も怖い。なんか地蔵の影がマジで怖い上に、詰みポイントだから、何度も何度も見る羽目になって、未だ記憶にこびりついてるもの。
音楽がいい! と言われているこの作品。確かにいい。だからこそ余計に怖いわー!!
下手なホラーゲームよりずっと不気味。世界観全体が不気味なんです。
今やってもきっと怖い。
呪詛を込めながらでも仕事をしなければならない、という大人の思いをたっぷり詰め込んだメルヒュンアドベンチャー、それがえりかとさとるの夢冒険です。
今週買ったゲーム
クロス探偵物語 前後編 PS1
名作とうたわれているのにも関わらずやった事がないシリーズ。
手に入ってマジで嬉しいvV よこちーと草尾さんだぜ? 我が青春じゃないのー。
モンスターファームGBA版の2
ミクロちゃんの餌。
ナイナイの迷探偵 PS
実況動画(単発物)を見て面白くて。
当時やったらどうだったかは分らないけど、今見たらこれ色々と面白いww
ちらっと見たら298円で売られていたので買ってみました。
気が向いたらやる。
――――というかね、あれですよ。
moon「年中無休で店休み」じゃなくて「不眠不休で店休み」でしたーー!(おっはずっかしーー!!><)
でもほら、全力で店休んでる感! は伝わってくるわよね、ねぇ(moonといえばこれだー! っつってたのにね。記憶! 海馬! ぎょえぴー!)
作品名:ほぼ週刊 ほぼレトロゲーム通信 作家名:有馬音文