ほぼ週刊 ほぼレトロゲーム通信
第13回 秘宝伝説クリスの冒険 PCE アクション
大人ではなく、学生の、金に自由の利かない身分の自分が、選びに選んで買ったゲームがゲーム雑誌のクソゲーオブザイヤーに輝いた衝撃。マジでこのゲームは色んな意味でキツかった。
中学生の私は「うるし原智志」先生のファンであり(当然、竹井正樹先生も大好きだったわけだが)このゲームはパッケージがね、すっごい美麗だったの。うるし原先生のイラストがギュインギュインとキてたの。それでまぁ、アクションは昔も今も変わらず苦手なのだけど、まぁ、買いましたわなぁ。
したらあれよ。起動するなり「クリスどこいった!?」ってなりましたよね。うるし原感ゼロ。パケ絵と余りにも違いすぎて愕然。横スクアクションのステージの合間合間にムービーが入るんですけど、それがまぁー、なんとも……。パッケージの裏面にムービーシーンの画像も貼られてはいるんだけど、それは「出来のいい部分」なわけ。いや分かるよ、当時の技術で云々かんぬん。でもさ、せめて、せめてあの特徴的な影の付け方だけでも真似してみるとか出来なかった? っていう。顔のアップはまだいいんだけど、体がとにかくひどい。顔しか描けない中学生の方がよほど描けるレベル。誰が描いたんだこれー! って感じなの。アクション自体もすごい理不尽だった記憶。難しいとかじゃなく理不尽。おまけに苦労したって、ひどい絵見せられるから、いかんせんやる気をゴッソォと奪われる。
でもね、すっごい思い出深いんです、このゲーム。中途半端な駄作より、思い切ったクソゲーの方が、いっそ清々しいんですなぁ。これって人生にも通じませんかね? 通じませんね、すみません。
今週買ったゲーム
なにも買わずに龍が如くやってます!
いやぁ、面白いねー! 桐生さんのタクシーパート最強に楽しかったですvV
遥ちゃんの育成もたまらんかったvV
飽きさせないねぇ、飽きさせないわ、龍が如く。
ストーリーどうのこうのっていうより、ボリュームがとにかく凄い!
最近当たりゲーばっかだわ。
作品名:ほぼ週刊 ほぼレトロゲーム通信 作家名:有馬音文