小説が読める！投稿できる！小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ！

瞳を逸らし
心情傾け
まだ知らぬ慕情の如く

他人事装う艶唄が
君の唇を さらに彩る

呑めや唄えと　肩を寄せて
小船を送る　さざ波を気取り

月明かりが水面を射す
煌めきに似た痛み

呑めや唄え、小船よ行け

月明かりに身を粧い
瞳を伏せたまま




3/22…2007
宴～漣の人へのオマージュ