球体地獄
切なさの切れ味
テーブルの上の臓器
見覚えがある 君の
【僕の愛した臓器】
何度も指こすりつけ
粘膜をねろねろとねりつけて
ぷしゃとろけ射しまし
ゆうがれの教室で……
君の制服を征服しようとして
僕は亜具具とうねりました
そう
示威発射したのです
とろろろろを
君の青春に受精させたかったから
穢れz ざる白線交錯せし襟区部に
あいまる液 綯い交ぜに境界をうがす
僕は恐れた
愛が発覚することを おそれた
だから切除して副えたんだ
僕の愚行にそっとそっと
震える工業用カッターナイフ
サヨウナラ
僕の臓器
サヨウナラ 自分
君のだった制服
僕の精 一杯は血液
君の学習机
スクラップされた教科書
倫社は卒業後にまなべばよい
さぁ
ロッカーに収納された僕に
きっとはっきりとミセテオクレ
グレサビ色の隙間線から僕は
君のド反応を観察してぼくは
君の制服の上に切り取られた最期の世紀
ばくうぅんとBaku童させて
透明な透明な涙と同成分のさらさらなヤツを
一発お見舞いして
鉄になる
そう
鉄化けるのです