球体地獄
享年36 殉死した中学生教祖の箴言集
「涙には色がない。だが悲しみは違うだろうよ 」
「金で買えないMONOは、消しゴムですらないのです」
「5時間目は絶好の射精タイム」
「金曜ロードショーのあらすじを土曜日に語る者は、死刑」
「好きなら尻ぐらい触れ!だって愛だろう?」
「一学期に書いた『 ( 』に、『 ) 』を添えるのは、多分老後」
「うんこのにおいするシッコがでたよ」
「3組はきっと、生徒会の統治に対して、クーデターを起こすだろう」
「下敷き使うのは小学校まで」
「『今が青春』なんて言ってっから、お前は禿げんだよ」
「黒板はきっと、日直を予言する」
「あの子のジャージでオデンの出汁を取りたい」
「自分を殺すのか、自分以外のすべてを殺すのか、選べ」
「吾々は常に、自転車にターボを付ける術を模索し続けなければならないのです」
「家に帰ってからが部活」
「HBは調子に乗っている。だから俺はいつもFだ!」
「中学2年の告白は、きっと中学2年のうちにしかできないものなのであります」
「お前が真の勇者なら、教頭のズラを暴いてみろ」
「涙のにおいを知っているか?なら俺の頬を嗅げ」
「肉体改造したからズルムケなのさ」
「俺……紙ヒコーキのパイロットになるんだ」
「なぁ、俺の乗るべきヒコーキをお前、折ってくれないか?」
「そうして屋上から離陸させてくれ」
「ここじゃないどこかに行きたいんだ」
「違ぇよ。ハワイとかじゃねぇ」
「地図にない場所さ」
「お前だけ、親友」
「放課後、屋上で待ってるぜ」