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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「夢の中へ」 第七話

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「我が頭領、光秀様が申されたとおり、まどか様はお美しくそれにどことなく不思議なお顔立ちをされておられる」

「不思議な顔立ちですか?」

「いや、失礼を申し上げました。お許しくだされ」

「和成様、そのように敬語を話されなくても宜しいですよ。まどかと呼び捨てで構いません」

「なんと言うことを申される。主より慇懃にもてなすようにと申し付かっておりますゆえ、叶いませぬ」

「そうですか・・・男の方はそのように表向きを大切に考えられるのですね」

「表向き・・・とですか。そうかも知れませぬな。武士は体面が命。恥をさらされるより死を選びまするからな」

「死を持って尊しと成す・・・ですか?」

「難しいことを仰せじゃ、まだお若いのに・・・どなたか高名な師に学ばれたのですか?」

「そのようなことはありません。常識ですから」

「常識?それはどういう意味でしょうか?」

「当たり前と言うことです」

「うむ・・・」