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つゆかわはじめ
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novelistID. 29805
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蒼空の向こう

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 そのブーちゃんがトレイに載せたセットと、未だ封が切られていないヘネシーのボトルを持ってきて、テーブルの上に静かに置いた。
 手馴れた手つきで、サービスを始める。その間、再びブーちゃんの黒い炎が露になる。
良子は遠慮なく、その股間を観察していた。
 僕は、そんな良子の横顔を見つめ、末永は既にブーちゃんには興味をなくしたらしく、店内を物色するかのように見回していた。
 僕は目線を戻して仁義を切った。

「君も飲んだら?」

「ありがとうございます・・・いただきます」

「よかったら、マスターにビールでも差し上げてよ」

「よろしいんですか?ありがとうございます!・・・マスター!・・・おビール、頂きましたぁ!」

 マスターと呼ばれたバーテンは、笑顔を作ると、慇懃に腰を折った。
末永がブーちゃんに尋ねた。

「ここは何時まで?」

「一応、2時までですが・・・その辺はお客様次第で・・・」

「そう・・・君がママ?」

「いえ〜〜私は、アルバイトなんですぅ」

作品名:蒼空の向こう 作家名:つゆかわはじめ