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無気力くんとポジティブくん。

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無気力くんとポジティブくん。

私が部屋のベットで横になっていると彼がそっとやってきた。

「またきたの?」

「うん。」

彼は少し長髪で、少しひょろっとした青年。
名前はわからない。
私は無気力な時にやってくるから彼を「無気力」と心の中で呼んでいる。

彼はいつも寂しそうにしているから、
彼が近づいてくると私はそっと抱きしめる。

「大丈夫?」

「……うん。」

彼は無口で、でも抱きしめると今までに寂しかった分を取り戻すかのように強く抱きしめ返してくる。

私は伝わってくる彼の体温で、眠りに落ちた。