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つだみつぐ
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novelistID. 35940
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ひとつだけやりのこしたこと

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【かをりからのメール 2011年4月15日 11時14分】

こんなことを言ってくれる恋人 もうチョーレアです!

かをりのパートナーだったら絶対言わないなぁ〜

だけど つださんもさとみさんも かをりにとっては大切なマイフレさんだから・・・

どちらも今とてもつらいと思うけど、 どちらにもしあわせでいてもらいたい−−−−−

【かをりへのメール 2011年4月16日 9時00分】

昨日、午前にさとみにメールで提案した。主旨は
−−−−−
わたしからの提案だけど、もしまだ「彼」に伝えていないなら、「決定」を変えられないかな。
1.4年後に一緒に暮らすという約束は保留にする。
2.さとみは3ヶ月間、両方と「恋人」としてつきあう。
3.3ヶ月後、もしくはそれ以前の心が決まった時点で、さとみは二人のうち一人を選ぶ。
4.どんな結果でも、わたしはさとみの決定を支持する。
5.選んだあとは選んだ人だけを見つめて死ぬまで幸せに暮らす。
−−−−−−−
夜の電話でのさとみの返事は
1.「決定の変更」じゃなく、「保留」して、期間を決めずにできるだけ早い時期に決める。
2.つださんとは、たとえば毎晩決まった時間に電話していたのを、「今日、電話していい?」と聞いてから、というふうに、いままでより少し距離を置く。
3.6月には必ず行く。ただ、仕事が忙しい時期だし、家族の問題もあるから、3泊は無理だと思う。
4.それ以降については、今は、何とも言えない。
とのこと。

わたしは「恋人」なの?と聞くと、「うーん、わたしの人生にとってあまりに大きな存在だから、少し前から、恋人、という感じじゃないんだよね。なんて言っていいのか、よくわからないけど。」
「でも、彼は恋人だよね。」
「うーん、恋人っていうか、一緒に楽しめる人。」

このへんは、どうも、よくわからない。わたしと感覚が違う。わたしなら、恋人かそうじゃないかはすごくはっきりしていて、迷うことはないんだけど。

とにかく、「保留」になったから、かなりわたしの心は落ち着いた。
さとみが彼を選ぶとしても、今度は少しこころの準備ができる。

ああ、でも、わたしを選んでほしいよ。わたしだけ愛してほしいよ。
さとみを失ったあとのことを想い描くだけで身を切られるようだよ。