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つだみつぐ
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novelistID. 35940
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ひとつだけやりのこしたこと

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以下はのちにその頃のことを振り返った日記である。

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「嵐のような奇跡のような一週間」2009年02月24日 23時29分

さっきまで、2008年12月28日から2009年1月3日までの「おひとりさま生活向上委員会」への書き込み、二人のミニメールのやりとり、E−メールに変更してからのやりとりをワード文書にして、さとみに送りました。保存版です。
それが、何と、B5で37ページにわたりました。特に1月2日はチャット状態でした。しかもその記録には含まれないけど、1/2深夜には初めて電話していて、3時間話し合っていたのです。もっとも、最初の2時間は、泣き続けるさとみの声にわたしは電話口でほとんど何も言わずに聞き入っていました。
無数のやりとりの中できわめて短い間に互いの状況を伝え合い、悲しみを共有し、そして相手が自分にとって必要であることを発見しました。そして最後にはお互いに愛を告白し、ついに、さとみの問題がすべて解決したときに長崎で一緒に暮らす約束をするに至りました。出会ってからわずか一週間。

途中で私はブレーキをかけようと試みました。わたしにはからだの関係がある女性がいることを告げ、関係をメル友にとどめようとしたのです。だいいち、こんなに遠い遠距離恋愛がうまくいくはずがない。

無理でした。

わたしはあたまで考えることをやめ、自分の感情に従うことにしました。
その女性との関係を切りました。
わたしの生き方の転換でもありました。

人生を共有できる本当のパートナーが一人いればあとは何も要らない。

そしてわたしは死ぬのをやめ、生き直すことを決めました。