ひとつだけやりのこしたこと
でもそれとは別に、わたしたちのあいだがらは深まっていった。
わたしはさとみの声が、特に笑い声が好きでたまらなかった。
メールの内容はほとんどラブレターになった。
そして
2009年1月7日のさとみからのメール。
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借金も片付いて,すべて落ち着いたら、何年先かわからないけど、長崎に行こうかなって、遊びにじゃないよ。
ただ、つださんがよければだけど。
今日、帰りに車の中で考えてたの。
作品名:ひとつだけやりのこしたこと 作家名:つだみつぐ