CHARLIE'S 23
「やぁ、ルイス・・・約束どおりに猛者ばかり集めて来たぞ。それにしても、凄い数が集まったな」
「本当に来てくれたんだね。バルボアさん・・・ありがとう!」
「当たり前だ。約束を破るロッキー・バルボアじゃねぇよ」
「久しぶりだな・・・ロッキー・バルボア」
「・・・・?・・・・お前は、ペスカトーレじゃないか!何で、マフィア犬がいる」
「自由の戦いにマフィア犬も何もないだろうよ」
「ほぅ!・・・世の中、動いておるな・・・ハハハ・・・犬が変わったな〜ハハハ」
「そういう事さ・・・ハハハ・・・」
「よし・・・そろそろ、動くぞ。ベッちゃん、ハチベェ・・・行くぞ!見つからないように遠回りだ。ウエスト・サイドを通って行こう!」
「はい!・・・ゴー!っちゃ・・・ゴー!ゴーっちゃ!」
「お前、その訛り、何とかならないのか?時々、意味が通じネェ」
「ハチベェは、煩いっちゃよ!・・・ゴタゴタ言わずに、ベッちゃんをオンブするっちゃ!」
「走って行かないのか?」
「ベッちゃん、走るのが遅いからハチベェがオンブして、イーストサイドのコクラモータースまで走るっちゃよ!」
「ケッ・・・・調子の良いヤツ・・・ほら、背中にしがみつきな。落ちるんじゃねぇぞ!」
「男の背中って・・・大好きなんよ〜」
かくして賽(さい)は投げられた。
作品名:CHARLIE'S 23 作家名:つゆかわはじめ