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珈琲日和 その15

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 そこまでを澱みなく緩やかに一気に話し終わると、老紳士は指についたカレーを美味しそうにしゃぶると、いつもの仕草で席を立ち、白いカンカンハットを小粋に被り、お勘定を払いました。
「では、また」
 そうにこやかに微笑み、店の扉を閉めていかれた後に、僕は何度も深いお辞儀をしました。
作品名:珈琲日和 その15 作家名:ぬゑ