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ロボット二連作

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総括・おまけ


総括


■ここは東京
 ふっと思い付いたネタ。書いてある通り、原田真二さんのタイムトラベルという曲をイメージして書きました。ラストのサビ、というかオチが夢うつつに触ってもらってたっていう風にしか思えなくて……。
 折角のオマージュ作品なんだから、色んな作品のロボットを出そうとあれこれ色んな種類のロボットを書いてみました。お気に入りはカチコミロボットです。最後人間くさくてどうなんだろうと思いましたが。私は「ロボットはあくまで機械」派なんです。
 ラスト一連はもっとねっとり書きたかったのですが、これは官能小説ではないと言い聞かせてなんとか自制。


■サクラ杯の勝者
 小説なんかストーリーなんてなくてもいいんだ! 文章表現を楽しんでもらえれば! という気持ちで書いたもの。レース前の主人公の高揚感とか、それ故のとりとめない思考とかを味わってもらえれば……。
 ロボ企画を立てるにおいて、超重機という設定はすぐに思いついたのですがどう使うか難しくて、ほっとくとただのパトレイバーになるもんですから大変でした。レースと組み合わせたのは、「カーズ」が大好きだったのと、IGPXがちょっとイイナって思ったからです。あれも中身のない単純娯楽アニメですよね。



おまけ

「何を隠そう、私はロボットアニメというものが大好きでして」
「ほほう。例えば」
「一番は『蒼穹のファフナー』です。DVD全部買いました」
「オタクだー!」
「あとは『ラーゼフォン』とか、『エウレカセブン』とか『アクエリオン』、『コードギアス』……あ、『出撃!マシンロボレスキュー』も好きです」
「最後マニアックだな……わかる人いんのか。じゃガンダムだと?」
「Xですね、一番は」
「マクロスだと」
「7以外にあります? いや、ミンメイとランカちゃんは別格で」
「よし、お前が恥ずかしいラブコメ好きだということはわかった」
「そんなの私の作品を読んだことがあればすぐにわかりますよ」




2012.08. 塩出 快

作品名:ロボット二連作 作家名:塩出 快