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てっしゅう
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「セックスアンドザシックスティーズ」 第二十九話

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「ふ~ん、あなたらしくないわね。ずっと真面目に生きてこられたのにそんなお話をされるだなんて」

「真面目か・・・そんな風に映っていたんだな。仕方ないけど、自分で言うのも変だけど真面目なんかじゃ無いよおれは」

「どうしてそんな事仰るの?」

「仕事は誰より頑張ってきたつもりだよ。その点では真面目だった気がする。でも趣味とか付き合いとかいう面では自分を出せなかったし心を許す事も少なかったから、不真面目だったと言えるだろう。お前との事もそうだったのかも知れないって反省しているんだ」

「あなた・・・本心でそう言われているの?」

「もちろんだよ。こんな真面目な話の途中で冗談なんか言ったりしないよ」

「なら・・・嬉しい。今の言葉だけで・・・私はいいよ」

「言葉だけじゃ足らないんだ・・・山田が言っていたように態度に出して行かないとな」

「態度?」

「そう・・・いやか?」

「妻ですよ、いやな訳ないじゃないですか・・・」

映子は夫の本心を聞かされとても嬉しい気分になっていた。

本当は夫婦で仲良くすることが一番幸せなんだと初めから解っていて不倫をしていた。
いま、夫とのセックスが再会されれば自分の気持ちが傾いてしまう事は容易に想像できた。