お弁当ものがたり
まげわっぱのお弁当
2013年が始まりました。
ワタクシの体調もずいぶん良くなりまして、暮れには2年ぶりにおせち料理(3段重)を作りました。
昨年の4月から長男の仕事が変わって、電車で40分くらい先の仕事場に通うようになりました。
彼は比較的パンの方が好きなので、朝コンビニでサンドイッチとかソーセージパンなどを買ってもって行っていました。
どうもそれが職場のおばさま方から不憫がられているようで……(^^;)
11月から夫のお弁当を作り始めたワタクシに、自分にもお弁当を作ってほしいと言ってきました。
「アンタ、調理師なんだから自分で作れば?」
と、冷たく言ったら、
「お母さんのがいいんだ」
と、子どもような答え。まあ、コドモには違いないですけど。でも姿はオオドモですよ。
さすがに早番の日は4時に起きても間に合わないので、遅番の7時の電車でいく日だけにしてもらいました。
といっても、ほとんど遅番の日なので、ほぼ毎日作ることになります。それから日曜日も免除ということにしてもらいました。
だって、自分でできるくせにやらないんだもん。
そして、新年からという約束をしたのです。
その間、お弁当箱をネットで探しまして、ワタクシ曲げわっぱのお弁当箱を買いました。
そのお弁当箱を見て、長男は気がひけるのか「これ、お父さんのにすれば」といいましたが、夫のはタッパーでいいということにしました。
案の定、夫が曲げわっぱを見てうらやましげにいいました。
「なんであいつは、こんなにいい弁当箱なんだ」
ふふ〜〜んだ。そんなことは知ったこっちゃありません。長男のお弁当は完全にワタクシの趣味で作るのですから。
まあ、夫にはそのうち買ってあげようかと思っていますけどね。
長男の仕事は暮れもお正月も関係ありませんから、2日だけお休みでした。
ですが、世間並みの仕事始めの4日からお弁当を作ることにしました。
さて、初日のお弁当は、ご飯にはカツオのしぐれ煮をぱらぱらと降りかけ、おかずは、焼き鮭・卵焼き・鳥の照り焼き・野菜の煮物・蕪の漬け物・レタス・ミニトマトというメニューです。
まだお正月休みの夫、それをのぞき込んで、またもやひがみました。
「俺の時なんか、野菜はミニトマトだけなのに、なんでこんなに一杯いれるんだよ」
そりゃ、おかずにいちいち文句を言う人には……ねえ(*^m^*)
あまり、文句を言わない息子ですが、帰って来てから一言。
「ドラゴンボールは入れないで」
やつはトマトが嫌いでした(*^_^*)