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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「セックスアンドザシックスティーズ」 第二十八話

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「うそよ。言ってみただけ。剛史は今までどおりでいいの。わたしはあなたが気持ちよくなってくれればそのことが嬉しいから、思いは変わらないのよ。安心して」

「良かった・・・でもこれからは美紗子を必ず満足させるから楽しみにしてくれていいよ」

「嬉しいわ。じゃあ、帰ったらまた頑張れる?」

「今夜もか?」

「うん」

「好きだなあ・・・火をつけちゃったなあ」

「あなたが悪いのよ。今そう言ったから期待したの」

「美人の美紗子に頼まれて嫌とは誰も言えないよ」

「そんな事言って・・・あなた以外に誰とするというのよ。最初で最後だって言ったでしょ?」

「解ってるよ。でも俺が死んだらどうする?」

「えっ?あなたが死ぬ・・・そんな事考えられない」

「解らないぞ。60なんだし。病気や事故がいつ襲ってくるか予想出来ないだろう?」

「あなたはどうするの?わたしが先に死んだら」

「俺か・・・う~ん、娘もいるし孫もいるから、もう再婚はしないだろうなあ」

「ほんとう?エッチしたくなったらどうするの?」

「聞くね!リアルなこと・・・美紗子を思い出して、自分でするよ」

「なにを自分でするの?」

「知らないのか?おまえ」

「知らないわ」