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てっしゅう
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「セックスアンドザシックスティーズ」 第二十八話

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新幹線の中で美紗子は隣の席に座っている剛史にそっと寄り添って二日間を思い出していた。

「典子さんに言われたのよ、大きい声出していたわね!って。そんなにわたしって声大きかった?」

「本当か?隣に聞こえていたんだ・・・たしかに昨日は普通じゃなかったな美紗子は」

「そう?自分ではあまり解らないの。隣を意識したのかしら」

「負けないぞ!ってか?」

「そんなんじゃないけど・・・典子さんたちも幸せにしているんだと感じていたから、あなたへの気持ちがより強くなっていたかもしれないね」

「そういうもんなんだ、女性って。ボクは逆に冷静になっていたから・・・出すのを我慢出来たのかも知れないよ。結果的にはキミを喜ばせることになったと言うことだな」

「男の人ってそうなのね、じゃあ・・・これからはいつも冷静になってね」

「美紗子、言うね。なんだか今までのお前じゃないみたいに感じるぞ」

「エッチになったっていう事が言いたいの?そうよ、あなたがわたしのそういう部分を開いたのよ・・・責任とってね」

「マジかよ・・・先が思いやられるなあ」