涙のわけ / 詩のようなもの
Silly Love Song
おねがいだから
君のそのかわいい声に
さわらせておくれ
君のその長い髪を
風に
さらわさせておくれ
悲しくって
腕も脚もちぎれる夜には
思い出させておくれ
君の瞳に映った僕の瞳
に映った君の瞳
みんなが貴女を愛している
かも知れないし
でないかも知れない
にしてもやはり
硝子よりはみずみずしい貴女の瞳
語り掛ける言葉にはいつも ?
だから気をつけておくれ
瞳の奥から昨日の夜が
零れ落ちそうだ
コップ一杯飲み干す間に
流れ星はもう遠のいてしまった
あとは祭り
とどのつまり
作品名:涙のわけ / 詩のようなもの 作家名:池本浩一