「セックスアンドザシックスティーズ」 第二十七話
「仁志さん、シャワー浴びてくるからまだ寝ないで待ってて」
典子がそういった。
「起きていたのか。寝てしまったと思ったよ。いいよ、待ってるから」
「寝るわけ無いでしょ・・・気持ちよかったからボーっとなってただけ・・・」
部屋の浴室に入ってシャワーで洗い流してすぐに典子は戻ってきた。
「あなたは?」
「いいよ、ティッシュで拭いたから」
「そう・・・」
「じゃあ、寝ようか」
「うん、くっついて・・・寝たい」
「いいよ、典子。大好きだよ・・・世界で一番可愛いと思ってるから」
「あなた・・・あなたは最高よ」
「そうか、なんか照れるな」
「私まだ大丈夫?おばあちゃんじゃない?」
「当たり前だよ。これから大恋愛するんだから・・・若くいてくれよ」
「ほんと!嬉しい・・・あなたもね」
「ああ、キミに嫌われないようにするよ」
「私ももっと痩せるから・・・それに運動もする」
「無理するなよ。今のままで俺には十分だから」
「ありがとう・・・頑張れそう」
作品名:「セックスアンドザシックスティーズ」 第二十七話 作家名:てっしゅう