扉の先
序章 闇の中にある光
此処は真っ暗な闇の中。
僕はひたすら歩く…
絶対に出ることはできない、でも僕の心が変われば光を作り出すこともできる。
それを知っていても変わることのない僕は、ただひたすら歩く。
何処までも、行き先が無いまま。
ポケットの中には小さな鍵と切符。
何処で何に使えるのかはわからないがずっと前から入っている。
遠くからかすかな光が見える、あれは古びた電球の光だ今にも消えてしまいそうな弱々しい光。
そこには3つの扉。
真っ黒で頑丈そうな扉。
真っ白で装飾が施された綺麗な扉。
そして木でできたきた古そうなぼろぼろの扉。
まずは黒い扉から開けようか、重い扉を開けるとまた闇。
入ると部屋の真ん中に1つ椅子がある、そこに座ると目の前には鏡。
鏡の中の自分は言った。
「お前はまだ此処に来てはならない人間だ、焦ることはない時がくれば私が迎えに行く、それまで待っていなさい」
遠くから聞こえてくるその声はどこまで行っても追い付くことができない、そんな感じがした。
待っているからね。
扉の外に出て白い扉を開けると、真っ白い部屋で真ん中に椅子がある。
椅子に座ると目の前に鏡があった。
「さっきといっしょだ」
心の中で小さく呟いた
鏡の中の自分は言った。
「此処は貴方のような人が来るところではありません。どうぞ、お帰りください。」
確かに僕に純白は似合わない。
扉の外に出て木の扉を開いた
そこは古びた小屋のようだ、人がいた形跡はあるがくもの巣やほこりがひどく、何年も置き去りのような場所、まるで此処だけ時が止まったようだ。
此処もやっぱり真ん中に椅子はあって座ると目の前に鏡がある。
鏡の中の自分は言った。
「此処は君に合っているよ、後ろにある扉から外に出なさい。」
僕は自分に言われた通り外に出た。
此処は真っ暗な闇の中。
僕はひたすら歩く…
絶対に出ることはできない、でも僕の心が変われば光を作り出すこともできる。
それを知っていても変わることのない僕は、ただひたすら歩く。
何処までも、行き先が無いまま。
ポケットの中には小さな鍵と切符。
何処で何に使えるのかはわからないがずっと前から入っている。
遠くからかすかな光が見える、あれは古びた電球の光だ今にも消えてしまいそうな弱々しい光。
そこには3つの扉。
真っ黒で頑丈そうな扉。
真っ白で装飾が施された綺麗な扉。
そして木でできたきた古そうなぼろぼろの扉。
まずは黒い扉から開けようか、重い扉を開けるとまた闇。
入ると部屋の真ん中に1つ椅子がある、そこに座ると目の前には鏡。
鏡の中の自分は言った。
「お前はまだ此処に来てはならない人間だ、焦ることはない時がくれば私が迎えに行く、それまで待っていなさい」
遠くから聞こえてくるその声はどこまで行っても追い付くことができない、そんな感じがした。
待っているからね。
扉の外に出て白い扉を開けると、真っ白い部屋で真ん中に椅子がある。
椅子に座ると目の前に鏡があった。
「さっきといっしょだ」
心の中で小さく呟いた
鏡の中の自分は言った。
「此処は貴方のような人が来るところではありません。どうぞ、お帰りください。」
確かに僕に純白は似合わない。
扉の外に出て木の扉を開いた
そこは古びた小屋のようだ、人がいた形跡はあるがくもの巣やほこりがひどく、何年も置き去りのような場所、まるで此処だけ時が止まったようだ。
此処もやっぱり真ん中に椅子はあって座ると目の前に鏡がある。
鏡の中の自分は言った。
「此処は君に合っているよ、後ろにある扉から外に出なさい。」
僕は自分に言われた通り外に出た。