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紅月一花
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二人の王女(3)
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アークがそう、あすかに自身が纏っていたマントを手渡した。
「でも…」と躊躇したが、アークは手でそれを制した。
「これ以上の武装は、後に考えよう。夜が更ける。どこか眠る場所を探そう」
マルグリットは、あすかに再び掴まるように指示し、馬の横腹を勢い良く蹴った。
作品名:
二人の王女(3)
作家名:
紅月一花