われてもすえに…
人物紹介
●瀬川小太郎《せがわこたろう》(幼名)
十歳になったばかりの少年。
子ども扱いされるのがイヤ。すでに自分は大人と思っている。
『可愛い』『女の子みたい』『子ども』と言われるのが大キライ。
●瀬川良鷹《よしたか》=小太郎
元服時にもらった諱《いみな》。
彼自身かっこいいと気に入っているが皆幼名の小太郎でしか呼んでくれない。
〇瀬川絢女《あやめ》
小太郎の姉、十七歳
小さい弟が可愛くてたまらないが、からかってばかりいる。
〇瀬川初音《はつね》
小太郎、絢女の母親
夫が仕事で家を開ける漠然とした不安の中、家と子どもを守るため、神経を使う。
●瀬川良武《よしたけ》
小太郎の父親、藩主に重用されている藩士。
仕事で国を離れ家を開けることに。
●瀧川喜一朗《たきがわきいちろう》
十八歳、藩の名門の子息。
小太郎の憧れの先輩。
文武両道、近頃瀬川家にしばしば出入りしている。
●磐城政信《いわきまさのぶ》
十八歳、藩主の息子で次期藩主候補の一人。
小太郎をそばに置く。
友達
●勝五郎
●総治郎
下男
●吉右衛門