本当にあったゾッとする話4 -連鎖する偶然-
今回の話は、ゾッとしません。
それでも、ある意味で珍しい話ではないかと思い、ご紹介したいと思います。
世の中には、『偶然』がたくさんあります。
例えば、私の実家の墓にまつわる話です。
私の実家の墓は、東京の郊外にあります。
そこは、山を切り開いて作った墓地で、小さなダムを中心として、周囲の斜面が全てひな壇の墓となっている、広大な公園墓地です。
私の実家の墓は南向きの斜面の上の方にあり、遠くに山々を見渡せる、日当たり・眺望・風通し、いずれも申し分のない場所にあります。(と言っても住めるわけではありませんが・・・)
ある日、家族で墓参りに行きました。
墓石を水洗いし、雑草を抜き、落ち葉を掃除して線香をあげ、そろそろ引き揚げようかと思い始めたときでした。
ちょうど真上の段のお墓にも、墓参りの家族連れが来ていました。
何気なく真上の墓を見上げると、墓参りの家族連れの中に、私の知人がいるのを見つけました。
驚いて声を掛け、話をしたところ、実家の墓の真上の墓は、知人の家の墓でした。
都内に無数にある墓地の中で、たまたま同じ墓地に墓があるのは、それほど珍しくないかも知れません。
しかし、広大な墓地の中で、真上の位置にそれがあるというのは、少々出来すぎな気がします。
それでも、ある意味で珍しい話ではないかと思い、ご紹介したいと思います。
世の中には、『偶然』がたくさんあります。
例えば、私の実家の墓にまつわる話です。
私の実家の墓は、東京の郊外にあります。
そこは、山を切り開いて作った墓地で、小さなダムを中心として、周囲の斜面が全てひな壇の墓となっている、広大な公園墓地です。
私の実家の墓は南向きの斜面の上の方にあり、遠くに山々を見渡せる、日当たり・眺望・風通し、いずれも申し分のない場所にあります。(と言っても住めるわけではありませんが・・・)
ある日、家族で墓参りに行きました。
墓石を水洗いし、雑草を抜き、落ち葉を掃除して線香をあげ、そろそろ引き揚げようかと思い始めたときでした。
ちょうど真上の段のお墓にも、墓参りの家族連れが来ていました。
何気なく真上の墓を見上げると、墓参りの家族連れの中に、私の知人がいるのを見つけました。
驚いて声を掛け、話をしたところ、実家の墓の真上の墓は、知人の家の墓でした。
都内に無数にある墓地の中で、たまたま同じ墓地に墓があるのは、それほど珍しくないかも知れません。
しかし、広大な墓地の中で、真上の位置にそれがあるというのは、少々出来すぎな気がします。
作品名:本当にあったゾッとする話4 -連鎖する偶然- 作家名:sirius2014