エイユウの話 ~春~
オマケ・登場人物の紹介
今回は、メインの四人だけを紹介いたします。
キートワース・ケルティア
「(泣き虫)キース」と呼ばれる金髪翠眼の少年。称号は「魔禍の喚使(まか・の・かんし)」。年齢は15歳。身長はあまり高くないのがコンプレックス。色白の肌と女性的な面立ちから、女性と間違えられることも多かった。気弱だが、確固たる意思を持っている、芯の強い性格。容姿の話をされるのを嫌う。ラジィのことが好きで、緑(りょく)の魔術を専攻している。恋愛感に長けている。優しい性分でもあるのだが、少々自己犠牲的思考に偏りがち。助けてもらえる境遇にいなかったせいか、あまり人に頼らないのが原因。契約魔は水属性黒豹型のクルガル。緑の最高術師。
ラザンクール・セレナ
「ラジィ」と呼ばれる茶髪灰眼の少女。称号は「緑の魔女(みどり・の・まじょ)」。年齢は15歳。背が少し高めなのがいや。釣り目のため、少々きつい顔に見える。しっかり者で気の強い性格。好意を寄せる異性への感情だけは非常にもろいという、女の子らしい一面も持つ。流(りゅう)の導師に恋しており、緑の魔術を専攻している。偏見や思い込み、流行に飲まれるのが嫌い。自分への好意にはひどく鈍感。体裁もひどく気にするが、普通なのも嫌という乙女心。契約魔は金属性孔雀型のメーラ・シエラ。緑の次高術師(じこうじゅつし)。
キサカ・ヌアンサ
「キサカ」と呼ばれる薄紅色の髪に金色の瞳を持つ少年。称号は「明の達人(みん・の・たつじん)」と呼ばれている。年齢は17歳。背が高く肌は浅黒い。顔つき、体つきはどちらかといえばたくましい方。面倒見はいいが、どこか飄々としている性格。恋愛に否定的で、明の魔術を専攻している。本人曰く「否定的な口達者」であり、励ましたり慰めたりは苦手。直情的で、ウソやごまかしが嫌い。人を見下しているわけではないのだが、えらそうな口調と性格のため誤解されがち。頭の回転が速く、行動力がある。扱う属性は水。明の最高術師。
アウレリア・ラウジストン
「アウリー」と呼ばれる橙色の髪を持つ少女。称号は「心の欠陥(しん・の・けっかん)」。年齢は16歳。決して綺麗な面立ちではないのだが、可愛い系ではある。身長は低いが、実は隠れてスタイルはいい。いつも何かにおびえている様子だが、やるときはやる気合を持っている性格。心の導師の娘。キースに恋しており、心の魔術を専攻している。ラジィのことは嫌いではないが、どうしても嫉妬の対象になってしまう。優柔不断でもあり、同時に何かをする勇気がない自分が嫌い。心の最下術師。
初期設定や、春で出てきた設定くらいですが、面白いと思っていただければ幸いです。
作品名:エイユウの話 ~春~ 作家名:神田 諷