ツイン’ズ
美咲は俺の制止を跳ね除け部屋中を荒らしまくった。が何も出てこなかった。
「おかしいなぁ」
「なぁ、何にもないだろ。俺ティー入れて来るから、こたつ入ってろよ」
美咲はこたつに足を入れた瞬間、その表情が曇った。……ヤナな予感。
美咲は恐る恐る掛け布団をめくりこたつの中を見るとそこには……。
「きゃーーーっ!!」
美咲は叫び声をあげ、俺を見て、こたつの中を見て、そして、気を失った。全ては終わったな。
こたつの中から俺’が這い出してきて一言。
「悪い、見つかった」
そして、俺も一言。
「見ればわかる」
作品名:ツイン’ズ 作家名:秋月あきら(秋月瑛)