「レイコの青春」 31~33
(続)アイラブ桐生・「レイコの青春」(31)
信じられない出来事(5)園長先生の告白
「保育者としての長い経歴の中で、
最後の最後となった今、私は取り返しのつかない、
重大な過失を犯してしまいました。
警察で、業務上過失致死の責任が問われなかったということと、
綾乃ちゃんの事故を未然に防ぐことができなかったいう私の責任は、
たぶん、別の問題としてあつかわなければなりません。」
席を外していた陽子が、
水の入ったコップを持って戻ってきました。
コップを手渡された園長先生が、一口含んでから陽子を見上げ、
目を細めてひと息をいれました。
信じられない出来事(5)園長先生の告白
「保育者としての長い経歴の中で、
最後の最後となった今、私は取り返しのつかない、
重大な過失を犯してしまいました。
警察で、業務上過失致死の責任が問われなかったということと、
綾乃ちゃんの事故を未然に防ぐことができなかったいう私の責任は、
たぶん、別の問題としてあつかわなければなりません。」
席を外していた陽子が、
水の入ったコップを持って戻ってきました。
コップを手渡された園長先生が、一口含んでから陽子を見上げ、
目を細めてひと息をいれました。
作品名:「レイコの青春」 31~33 作家名:落合順平