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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(1)

INDEX|55ページ/60ページ|

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「ど、どいうこと!?」

 彼女に手を伸ばした瞬間、

 ピカーッ!!

「うわああああっ!」

 未知流は、真っ白な光に包まれていった――。



「!」

 その瞬間、パチッ! といつもより大目を開いて目が覚めた。すぐ側で鳴っている赤い目覚まし時計と同時に。

 ガバッ! と起き上がり自分の居場所をベッドから時計回りに確認する。

 黄色の薄いカーテン――どうやら今日も晴れのようだ。右斜め隅には勉強机。その隣にあるのは本棚。漫画もちゃんとある。それから、右斜め下隅にある扉。その隣にあるクローゼット。最後に部屋の中心にローテーブル――よかった、ここは現実だ。

 毎日悪夢を見るようになってから未知流は、自室の確認を怠ってはいない。夢の中で死ぬような場面を毎回見ているからだ。それを毎回覚えていること自分も不思議ではあるが。

 でも、今回は違う。

 最後に出てきた女性は何だったのだろうか。あの夢のお告げは一体……あれは予知夢なのか? こんなあたしでも、夢を見てもいいの? でも、あたしにはそんな資格なんか、ない。絶対に。でも……。