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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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Sunlight-あたしと彼女の小生意気奮闘記-(1)

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第一章―あたしと彼女―



「……!!」

 ガバッ!と、ベッドの上で、トランポリンの上にいるように、あたしは跳ね起きた。

 夏ではないのに、額に汗がだらだらと出ており、ピンクのストライプパジャマにぽたぽたと染みつく。

 目の前にある、窓を覆う薄い黄色のカーテンの奥から、日の光は見えてこない。部屋中真っ暗。右斜めにある勉強机も、隣に漫画や大学受験対策の赤本が置かれている本棚も、背後にあるクローゼットも。カーテンの真上にある時計は、午前三時を指している。普段起き上がる時間まで、優に四時間はある。学校は春休み真っ盛りだから。

 確認のため、緑色の掛け布団を掴んでみる。うん、ふかふかした、手当たりのよい布が入っている。この感触、手ざわり、平面ではなく現実(リアル)だ。そして、ここはあたしの部屋。間違いない。

 ということは、

「はあぁぁぁ~、夢かぁ~」