温度差
同じくらいに
たぶんあなたは知らないのでしょう
夜中に目を覚まし あなたを失う怖さで
たまらなく不安になることを
たぶんあなたは知らないのでしょう
永遠に待つことはできなくて
永遠に会えなくなるってことはあることを
あなたがわたしと同じくらい孤独で
必要としてくれれば嬉しいのだけど
あなたはいつも忙しそう飛び回っている
わたしはその羽根を傷つけたいと思ったりする
でも
あなたは知らないでしょう
たまにしか会えない理由を
わたしが問い詰めたりしないわけを
わたしには男の友達がいるのです
そうしないと
あなたを恨んでしまいそうだから
やはりあなたが一番好きなのだけれど
好きなのだけれど
永遠に待つことはできませんし
永遠に会えなくなるってことはあるのです
あなたがわたしと同じくらい孤独で
あなたがわたしと同じくらい会いたくて
あなたがわたしと同じくらい
同じくらい
好きなら
いいのに