温度差
だけれど
鬱陶しいやつだと思われるのがいやで
たまにしかメールを送らないとしたら
あなたは私をわかっていない
だから私からメールをするのだけれど
返信は確実に来るのだけれど
言葉がていねい過ぎる
頭の中にはもうあなたが住み着いていて
いつも一緒とは思うのだけれど
頭の中のあなたは話しかけてこない
抱きしめてもくれない
会った時には楽しい時間が過ぎて
あなたも嬉しそうなのだけれど
好きという言葉は言わない
私が言う好きにもただ微笑むだけ
鬱陶しいやつだと思われるのがいやで
手を振っただけで別れてしまうのなら
あなたは私をわかっていない
だから私は手を握るのだけれど
握り返してはくるのだけれど
あなたはすぐに離してしまう
私を嫌いではないことは
感じるのだけれど
だけれど