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My Godness~俺の女神~ Ⅲ

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円を描くように乳輪をキュッと押され、一方ではクチュクチュと乳房を吸われる。さんざん胸を弄り回され、実里のピンク色のいじらしい突起は唾液に濡れて淫靡な輝きを放っていた。
「あんたの胸、ホント、きれいだね。あの気障ったらしい男はどうもあんたをあんまり満
足させてやってないらしい」
 性体験のない実里には判らないけれど、この男は女性経験も豊富だから、女の身体を知り尽くしているのかもしれない。確かに早妃と結婚するまでのわずかな間、悠理は多くの女たちと寝た。その頃は求められれば、客ともホテルに行った。
 そんな彼には実里の身体がまだそれほど男に抱かれていないのだとすぐに見抜いたようだ。
「ここが、どこだか判る?」
 耳許を熱い吐息がくすぐり、実里は涙の滲んだ瞳を揺らせた。
「あんたが、早妃を轢き殺した場所さ」
「―!」
 実里の眼が大きく見開かれ、大粒の涙が白い頬をすべり落ちた。
「自分がひと一人の生命を奪ったその場所で、レイプされる気分って、どんなんだろうねぇ。そのテの趣味のあるヤツだったら、それだけではやイッちゃうくらい興奮するんだろうけど、箱入り娘のお嬢さまだから、そういうわけにもいかないかな」
 言葉だけは優しく、宥めるように語りかけていながら、実里を見下ろす美しい瞳は少しも笑っていない。
 実里が大粒の涙を零している間にも、悠理はいっそう屹立した彼自身を実里の下半身にあてがった。
「俺、こう見えてもホストだからさ、こういうのは得意なんだよ。あんたを気が狂うくらいに悦がらせてあげるからね」
 前戯も何もなしにいきなり挿入されるのだから、堪ったものではない。しかも、実里はバージンだった。
「うぅー」
 狭い隘路を剛直がおしひろげながら進んでゆく。実里を憎んでいる男だから、そこに労りや愛情が存在するはずがない。
 途中まで挿れた時点で、悠理はすぐに違和感に気づいたようだった。
「何だか物凄く狭いな。あんた、もしかして、バージンか?」
 実里は到底、返事などできる状態ではなかった。ただ、無理やり秘所を押し広げられる激痛に耐えているしかないのだ。
 実里が反応しないので、悠理は再び進み始めた。途中からはもどかしくなったのか、一挙に最奥まで刺し貫いた。
 実里の細い身体が弓のようにしなり、涙はひっきりなしに流れ落ちる。そのときには悠理にも完全に状況を把握できていた。
 悠理は実里の口に銜えさせた布を出した。
「あんた、やっぱり―」
「い、痛い―。痛い」
 実里は恐怖と痛みに震えながら泣いていた。
「畜生。初めてなら初めてだと最初から言えよな」
 悠理の瞳に一瞬、憎しみ以外の感情が浮かんだが、次の瞬間には消え去っていた。
「マ、それも良いか。早妃をあんたが轢いた場所で、あんたは俺にレイプされ女になった。たとえ処女を失ったのだとしても、早妃のように生命まで失ったわけじゃない」
 それにと、悠理の顔に下卑た笑いが浮かんだ。
「あんたの身体、凄く良いよ。もう一回レイプされちゃったんだし、どうせなら、キャバクラにでも行けば? この身体なら、すぐに売れっ子になれるよ。何なら、良いお店、紹介してやるからさ」
 何という酷いことを言うのか。
 実里は泣きながら、悪鬼のような形相をした男を見つめた。
「殺して、いっそのこと、殺して」
 こんな辱めに耐えるよりは息絶えた方がマシだ。
 と、悠理の美しい顔が歪んだ。
「殺すもんか。あんたは俺にさんざん汚されて、それでも生きていくんだよ。あんたのあの気障ったらしいフィアンセとやらが今のあんたの姿を見て何て言うかねぇ。何なら、写真の一枚でも撮って送りつけてやろうか?」
「止めて、そんなことしないで」
 お願いだから。
 実里が哀願するのを、美しい悪魔は凄艶な笑みを浮かべて満足げに見つめる。
「痛みはどう? 少しは治まった?」
 別人のような優しい声色に実里が眼を瞠ったその時、それがやはり見せかけだけのものだとすぐに判った。
 悠理が勢いをつけて腰を動かし始めたからだ。処女を失ったばかりだというのに、破瓜の痛みがまだ残っている内奥を鋭い切っ先で幾度も擦られ、抉られるのだ。
「あっ、あうぅ」 
 実里の声からは悲鳴とも喘ぎともつかない艶めかしい声がひっきりなしに洩れた。
「あんたの啼く声を聞きながらヤルのも良いんだけどね、いちおう、ここは住宅地だし、誰かに気づかれたらヤバいんだよね」
 再び口中に布が押し込まれた。
 それからの時間は更に地獄であった。
 悠理は屹立を殆ど抜けそうなくらいまで引き出したかと思うと、今度は勢いつけて奥まで刺し貫く。その合間には、乳房を揉まれ、身体と身体が重なり合った下半身の接合部を弄られた。
 その愛撫を加えられると、不思議に身体中に電流が走ったように甘い痺れが流れる。ついには気が狂うのではないかと思うほどの快感に包まれ、実里は絶頂に達した。実里の内奥が烈しく痙攣しながら悠理を締め付け始めると、悠理もまた熱い飛沫をまき散らしながら達した。
「あんたの身体って、いやらしいね。バージン喪失したばかりで、普通はこれだけ感じないはずだけど?」
 悠理は実里の身体を抱き上げると、器用にひっくり返した。腹ばいにさせられたかと思うと、後ろに回り込んだ男に腰を抱かれ、身体ごと持ち上げられる。まるで犬のようなポーズを盗らされ、実里はあまりの恥ずかしさにまた泣きじゃくった。
 悠理がまた口の布を取る。
「あんたが嘆き哀しみながら、俺にヤラレるのって最高。俺、余計に燃えちゃうよ?」
 身体だけでなく言葉でも実里をいたぶり、嬲ろうとしているのだ。それから実里はまるで動物のように後ろから何度も犯された。
 最後の絶頂を迎えた瞬間、実里は最奥で男の精がほとばしる妖しい感覚に、身体を小刻みに震わせた。しばらく経っても、悠理の屹立はまだ熱い飛沫をまき散らしていた。感じやすい内奥が濡らされてゆく感覚が堪らなく淫靡であり快感でもあった。
「まさか復讐のためにレイプして、あんたがここまで悦がるとは思わなかった。まあ、俺も良い思いはさんざんさせて貰ったけど」
 事が終わった後、悠理はさっさとズボンを元通りにすると、片手を上げた。
「じゃあね。今夜の一部始終をあんたの婚約者にせいぜい教えてあげると良い」
 あまりに烈しい荒淫に、実里は心身疲れ果てていた。しばらくその場に気を失って倒れていたと思う。
 どれだけ失神していたのかは判らないけれど、気がついたときにはまだ周囲は夜の気配に包まれていた。
 実里はのろのろと起き上がり、その場に散らばっていた下着や服をかき集めた。ブラウスもスーツも乱暴に引き裂かれて使い物にはなりそうになかったが、とりかくブラとパンティをつけてからブラウスを羽織り、スカートをはいた。ボタンは全部引きちぎられている。前を間に合わせでかき合わせた。
 ストッキングは幾ら探しても見つからないので、諦めた。そうやって、とにかく体裁だけは整え―実際には到底、体裁を整えているとは言い難かったが―、とぼとぼと歩き出すと、さんざん大きな肉棒でかき回された下半身が疼くように痛んだ。