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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「セックスアンドザシックスティーズ」 第十五話

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「そう。それが大人の恋よ。出来なければ、離婚してやり直すしかない・・・そんな覚悟も勇気も経済力も全てないわ」

「恋ってね、難しい環境があるから燃えるって言う部分があるじゃない?禁じられた恋って歌にもあったしね」

「うん、典子さんそうね。純粋な部分だけが支配するから、逢っている時は燃えちゃうのよね・・・映子さんもそうよね?」

「恵子さん、そうよ。逢っている時だけ・・・それがルールなの」

「恵子さんは独身だから構わないって思うけど、ダメなの?」

「典子さん、自分がそうでもお相手は奥様がいらっしゃるのよ。たとえ別居していようともね。男の人はそういう部分にこだわるから割り切れないのよ。女の方が意外に計算高くてずるいかも知れない。
映子さんの言うとおりかも・・・私は彼の家庭を壊そうとは思わないの。離婚して二人が再婚まで行ったとして今のような幸せが続くかしら・・・
交際してまだ数ヶ月よ。夫婦のように子供育てて何十年も重ねてきた思いとは深さが違う。離婚して彼の魅力が変わらなければ嬉しいけど、私との距離が近くなりすぎて見え方も違ってくるだろうし、気持ちが変わらないという自信が無いの。だから、今のままでしばらくは構わないって言ったの」

典子も映子もうなずいていた。美紗子は経験がないので解らないと言った顔になっていた。