その時僕はこんなことを考えてた
さぁそこから足元を覗き込んで
一体何が見えるというの
そう自分がどこに立っているのかさえ
貴方はわかっていないというのに
地獄におちる天国に昇る
泣き出しそうに歪んだ口元
セーラー服を着た女の子
君は一体どこをかける
一人ぼっちで寂しくないかい?
僕が一緒にいてあげようか
いいえ結構私は平気
一人が辛い?ステレオタイプね!
タイのほどけたセーラー服の
水玉模様がとっても素敵
さぁ微笑んで踊ってみせて
今から行くのは夜のツアー
ねぇ星空を巡る今宵の旅に
君の居場所は見つかったのかい?
地獄に昇る天国に落ちる
車が一台通り抜ける
赤いポルシェの運転座席に
誰も乗ってはいないのに
いらっしゃいませ本日こちら
昇り専用エレベーターです
真赤なルージュが似合いの貴方
甘いスイーツはお好きでしょうか?
行先それは誰かが決める
ルージュとクリーム混ぜればピンク
時計の針が遅れてくるのよ
時間は変わりないというのに
裸の眼鏡さケースはいらない
埃被っても拭けばいいじゃない
ボディークリームはピーチの香り
鎖骨に噛み跡お味は如何?
さぁそこから足元を覗き込んで
一体何が見えるというの
そう自分がどこに立っているのかさえ
貴方はわかっていないというのに
わからないのよなにもかも
それでいいのよそういうものよ
作品名:その時僕はこんなことを考えてた 作家名:ポウ