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でんでろ3
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いつか龍になる日まで

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「どやった?」
舞台裏に戻った田上は、キラキラと目を輝かせながら、急くように尋ねた。
「面白かった」
「せやろ」
田上はドヤ顔だった。
「あー、そこでなんやけどな……」
しかし、急に真剣な顔になった。
「おっ、俺と組まへんか?」
「えっ?」
「いやぁ、実は、俺、ずっとピンでやってきたんやけどな。なんつーか、そう、物足りないねん。そんで、コンビ組む相手、ずっと探しとったんやけど、あんたの芸見てビビビッと来てな。こいつしか、おらへんと思ったわけや。なぁ、頼むわ。俺とコンビ組んでくれへんか?」
「話が、唐突だな。俺たち、お互いのこと、ほとんど知らない訳だし……。まぁ、1番肝心な持ちネタは、お互いに見たけれど……。うーん、そうだな。これから、暇か? ファミレスで山盛りポテトフライとドリンクバーなんてどうだ? 話し合おうぜ」
「おっしゃ、どこでも行ったるで」