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でんでろ3
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novelistID. 23343
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いつか龍になる日まで

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 龍が舞台裏に戻ってくると、1人の見知らぬ男が、ハイタッチを要求してきた。龍が何とはなしに応じると、男は言った。
「いやー、あんた、オモロいなぁ」
「あっ、いやぁ、ありがとう」
「俺、田上って言います」
「俺は、瀧田龍之介」
「俺、次、出るから、見とってくれへんかな?」
「もちろん」
断る理由もない。
「ほな、行ってくるわ」
気負いというものを微塵も感じさせずに、田上はステージへと駆けて行った。