RED+DATE+BOOK03
小さい窓が。
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「そうですか・・・。」
「うん。だから病院には行きたくない。」
桐生さんは使用が無いという風に少し笑いわかりました。といった。
そして静かにドアを閉める。
運転席に座ってハンドルを握る。
「では、何か栄養のあるものを御作りしますね。」
「うん!!・・・って・・・あ!!今日の弁当!!」
「それなか先ほど綾瀬君と青木君が持ってきてくださいましたよ。」
「へ?」
「中身は空でしたが・・・。」
「空・・・?」
え?ええ??
だって俺は食べてないよ。
屋上に置いたままだよ。
それなのに空って事は。
・・・・・・・・・。
生徒会長か!!?
つーかアイツしかいねぇし!!
あのかいちょーめ!!!
食い物の恨みは恐ろしーんだぞ!!
「亮君は何が食べたいですか?」
「えーっと・・・!!」
様々な食べ物を思い浮かべて涎を飲み込む。
一先ず俺の長い一日はお腹一杯終われそうです。
作品名:RED+DATE+BOOK03 作家名:笹色紅