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郷田三郎(G3)
郷田三郎(G3)
novelistID. 29622
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追伸

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 しかし、乃子はただ単に自分の分身が志摩耕介と共にあらん事を願っただけなのだ。

 一編み一編みに尋常ならざる熱意を込めたセーターを耕介に着て欲しかった……。 
 ただそれだけだったのである。

 乃子のそんな思いまで金に替えようと、耕介が売り払うと心に決めるまでは……。


 おわり

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 追い縋るように伸びる。で、追伸です。(笑
 ここ笑いどころですので笑ってください。

 昔、知合いの女子が彼氏にセーターを編んでるのを見ると「オイオイそこに髪の毛編み込んだりするなよ~コワイぞ~」とか、からかってました。(^^ゞ
 そんなイメージからの出です。

 で、前回に引き続いて今回も”さだまさし”さんの歌からの引用です。

 「追伸」という歌があって、
♪撫子の花が咲きました 芙蓉の花は枯れたけど
 貴方が無口になった秋に……・
 振り返るのは嫌いですか 私髪を切りました
 ……・
 貴方に借りた鴎外も読み終えていないのに
 最後の我儘です 貴方の肩幅教えてください♪

 ちなみに元歌は悲しくも美しい失恋の歌ですが(ちょっと大袈裟か?)そのままハナシにしても仕方ないし、その後どうなったかという事を考えつつ、ホラーにしてみました。

 2003.07.02 #043
作品名:追伸 作家名:郷田三郎(G3)