小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
マナーモード
マナーモード
novelistID. 29058
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

扉を開けたメール

INDEX|71ページ/89ページ|

次のページ前のページ
 

「勿論よ。穂高さんの歌は優しさが感じられましたよ」
「ありがとう、ともみさん。でも、華奈ちゃん、と呼ばないといけないんですね」
「そうですよ。穂高さんのお孫さんの華奈ちゃんですよ。それは華奈ちゃんの
幸せのためなんです」
「そういうことだな。私の幸せのためでもあるね。よろしくね、華奈ちゃん」
「いつまでも元気でいてね。おじいちゃん」
 ともみは穂高に握手を求めた。穂高はかなり嬉しそうにそれに応じた。
「華奈のおかげで十年は寿命が延びそうだ」
 穂高の反対側の隣の正子が云った。

「華奈さん。おばあちゃんと仲良くなろうね」
 ともみは正子の隣に行った。
「おばあちゃん。お料理教えてくださいね」
「はい、はい。あと、アートフラワーも教え込むからね」
「アートフラワーは、テレビで見て興味があったんです。急に目の前が明るくなったみたいです」
 ともみと正子が握手をした。
花山は間島のところへ行った。
「おかげさまでうまく行きそうだ。間島さん、歌えば」
「そうだね。歌うよ」間島はまた素早くリモコンを操作した。
 
作品名:扉を開けたメール 作家名:マナーモード