扉を開けたメール
「そうですね。なぜ減ったのかな?私はテレビを余り見なくなりました。騒々しいバラエティーが苦手です。鶴瓶さんが田舎を訪問するのがありましたね。あんな番組は好きでした」
「好みが近い気がします。動物の番組とか、旅の番組は?」
「両方好きですよ。会って話したくなりました。小説の本はたくさんありますか?」
「古いのばかりです。松本清張のは暗いけど好きです。あと、石坂洋二郎の純愛もの」
「確かにそれは古いけど、高校生の頃は私も読んでいました。武者小路実篤とか、太宰治もね」
「両方あります。嫌いではありません。外国のではヘミングウエイが好きです」
「私も好きなんです。ヘミングウエイ。サラダ感覚の小説、と勝手に思っています。何回読んでも新鮮さが感じられるからです。あっさりした中に味わいがある。評論家ではないので巧く云えません」
「そうです。そんな感じです。お会いしたいです。相性がいいみたい」