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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「セックスアンドザシックスティーズ」 第十三話

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「わたしも続きが聴きたいわ」

「映子さんまで・・・仕方ないわね。彼の名前は高志さんって言うの。静岡の人で奥様の浮気が解って本当は二人で来るはずだったここに一人で来たって聞いたの。寂しかったのかもしれないけど、私のこと好みのタイプだって言ってくれたから嬉しかった」

「朝からご馳走様よね・・・一時的な感情で恵子さんを抱いたのね。あなたも解ってそれを許したんだ」

「一時的じゃないと思うわ。奥様とはずっと不仲だって言っていたし、浮気のことがなくても関係がないと思いたいの」

「そうよね、そうじゃなきゃ虚しいわよね」

「典子さん、虚しくなんか思わないよ。一夜だけでも私はよかった・・・綺麗だってそしてスキって言ってくれたから」

「あ~あ、ボケちゃって・・・男の口車に乗せられただけよ。他にもそう言って女をくどく人なんじゃないのかしら・・・」

「典子さん、そんな事無いと信じてあげたいわ。恵子さんが好きなる人なんだからそうあって欲しい」

美紗子は心からそう願っていた。