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一期一会

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「はい。早川さんのところへの御土産も買ってあります」
「えっ?……ああ、向こうの早川さんね。そうか。手ぶらじゃ拙いですよね」
「恐縮ですが、行きましょうか」
しのぶは遠慮がちに云った。
「はい……ただ今二十一時四十五分ですね。ETCあり、だと零時過ぎれば高速料金が半額ですけど」
「十二時に一般道から、高速へ入ってください」
「そうしましょう。全然違いますからね。燃料はオーケーですね。帰りはなるべく埼玉で入れるといいですよ。十円は安いと思います」
「ハイオクですけどね」
「こういう車はそうですよね。じゃあ行きます」
「はい。駐車券です」
駐車料金は無料だった。
駐車場から出るとき、早速間違えてワイパーを動かした。
作品名:一期一会 作家名:マナーモード