更新日時:2012-05-13 00:44:30
投稿日時:2012-05-13 00:13:19
白粉花(おしろいばな)~旗本嘉門の恋~
著者の作品紹介
若き旗本石澤嘉門は日々、母から一日も早く妻を娶れとせっつかれている。
その憂さを町の道場に通って晴らしていた。
そんなある日、嘉門は絵蝋燭屋の娘お津弥と巡り逢う。
オシロイバナが取り持った二人の縁は永遠に続くかに思えたが、突如としてお津弥は嘉門の前から姿を消した。
―自分に起こった不幸の数をかぞえていたら、それこそキリがありませんよ。悪いことより、良いことの方を数えて、明日はまた一つ良いことが増えれば良いなと仏さまにお願いするんです。そうやって一日、一日、大切に生きてゆけば、いつかきっと良いことが本当に起こるような気がして。
たった一言と数え切れないほどの想い出を残していなくなった少女の真実とは?
脚が不自由だという過酷な運命を背負いながらも、懸命に生きようとしていた娘と心に鬱屈を抱えて生きる武士のつかの間の心の交流を描く。
その憂さを町の道場に通って晴らしていた。
そんなある日、嘉門は絵蝋燭屋の娘お津弥と巡り逢う。
オシロイバナが取り持った二人の縁は永遠に続くかに思えたが、突如としてお津弥は嘉門の前から姿を消した。
―自分に起こった不幸の数をかぞえていたら、それこそキリがありませんよ。悪いことより、良いことの方を数えて、明日はまた一つ良いことが増えれば良いなと仏さまにお願いするんです。そうやって一日、一日、大切に生きてゆけば、いつかきっと良いことが本当に起こるような気がして。
たった一言と数え切れないほどの想い出を残していなくなった少女の真実とは?
脚が不自由だという過酷な運命を背負いながらも、懸命に生きようとしていた娘と心に鬱屈を抱えて生きる武士のつかの間の心の交流を描く。
感想コメント (7)
良い事が一つ増えることを望みましょう。屈託の無い「妻の声」が聞こえます。rumba | 退会ユーザー | 2013-05-07 13:02:54
多村ジュン様 コメントを頂き、ありがとうございます。これからも精進していきたいと思います。 | 東 めぐみ | 2012-05-25 14:28:19
端正な文に感心致しました。歌知らぬとて、人の思い知る、旗本に幸あれといのります。 | 退会ユーザー | 2012-05-24 22:32:07
中村美月様 いつも拙い作品をお読み頂き、ありがとうこざいます。頂いたコメント、何よりの励みです。 | 東 めぐみ | 2012-05-13 23:07:46
儚い・・・あまりにも儚すぎます。東恵未さんは、切なくさせる物語が上手いですね・・・(=TェT=) | 中村 美月 | 2012-05-13 22:05:24
hidamari様 コメントを頂き、ありがとうございます。とても励みになります。これからもよろしくお願いします。 | 東 めぐみ | 2012-05-13 16:36:04
読ませて頂きました。嘉門とおつやちゃんの恋は成就しなかったけど、嘉門はおつやちゃんの教えを心に生きていくんですね。心洗われる作品でした。 | 退会ユーザー | 2012-05-13 12:22:44