水世界
人はそら
そらはどこなん
ねえ、ねえ どこなん
声は虚しく空白に消えた
そらにあいたいねん
うち、どこにいけばええのかな
答えるものなど誰もいない
誰も
ねえ、ねえ、ねえ
真っ白な空
落ちてくる
光となって 闇となって
うちはそらにかえりたい
うちはそらにとけてゆきたい
うちは涙すらそらになれるとおもうねん
人の心はきっと そら
いつだって空白で 無限で
どこまでも どこまでも
果てしなく
手を伸ばして
うちをつれていって
澄んだ空気を吸い込んだ
ほんまはね
そらになられへんって
きれいなきれいな そらは とおいってわかってるねん
そやけど
ねがうなみだはうつくしい
そうやろう…
きれいなものはこわい
そらなんてだいきらいや
青い闇やから
それもひとのこころやろ
きれいなきれいな闇やろう
うちはそらとちゃう(違う)けど、それでええよ
そらをみつめつづけてるよ
空は静か